ヴァイオリン 田渕 彰
芸大付属高校を経て芸大音楽学部を卒業。同時にNHK交響楽団に入団し、38年間N響のステージを務めるとともに、N響室内合奏団などでも活動してきた。またライブラリアンも20数年にわたり兼務し、主として弦楽器の楽譜の整備に尽力してきた。2006年より2017年まで洗足学園音楽大学で後進の指導にも当たってきた。青山学院管弦楽団、早稲田大学交響楽団の指導にも永年にわたり携わっている。現在洗足学園音楽大学名誉教授、日本弦楽指導者協会会員。NHK交響楽団団友
ヴィオラ 井野邉 大輔
1991年満場一致の支持率を以ってNHK交響楽団に入団、2013年まで22年間に渡って在籍。第68回 日本音楽コンクール作曲部門 委員会特別賞受賞。ベルリンフィルハーモニー管弦楽団演奏会、ロンドンフィル及びBBC交響楽団メンバーとのツアー、霧島国際音楽祭等数々の音楽祭に出演。その多彩な音色と圧倒的な表現力は群を抜き、共演した指揮者、演奏家からは常に厚い信頼を受け続ける。 JAOフェスティバル(高円宮妃殿下ご臨席)でのベルリオーズ “イタリアのハロルド” ソロは非常に高い評価を得た。 2014年より仙台フィルハーモニー管弦楽団 ソロ首席、2015年より大阪フィルハーモニー交響楽団 特別契約首席奏者を兼務する。洗足学園音楽大学及び大学院講師。桐朋オーケストラ•アカデミー招聘講師。
チェロ 丹羽 経彦
1958年大阪音楽大学附属高等学校入学。1962年大阪音楽大学入学。1965年桐朋学園大学音楽部入学。1970年読売交響楽団、1976年NHK交響楽団入団。2003年同楽団定年退職。伊達三郎、斉藤秀雄両氏に師事。NHK交響楽団団友。
コントラバス 西山 真二
東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学器楽科を2001年卒業。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。第9回宝塚ベガ音楽コンクール弦楽器部門第3位。これまでに、永島義男、西田直文、石川滋、マシュー・マクドナルドの各氏に師事。現在、NHK交響楽団次席奏者。東京音楽大学、日本大学芸術学部、長野県小諸高等学校、各非常勤講師。
フルート 細川順三
東京藝術大学卒業。スイス・バーゼル市立音楽院留学。第40回日本音楽コンクール第2位入賞。ジュネーブ国際音楽コンクール入賞。札幌交響楽団に13年間、NHK交響楽団に22年間在籍。ソロ、室内楽の活動の他、東京藝大、東京音大、フェリス女学院大などで後進の指導にも当たった。
オーボエ 北島 章
1973年武蔵野音楽大学器楽科卒業。同年、旧西ドイツ、北西ドイツ音楽アカデミーに入学し、ヘルムート・ヴィンシャーマン氏に学ぶ。その後、ケルン国立音楽大学に移り、1976年北西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団に入団。1980年に東京・金沢でリサイタルを開催。1982年に帰国しNHK交響楽団に入団。2010年12月退団。
クラリネット 加藤 明久
国立音楽大学卒業、矢田部賞受賞。第16回民音室内楽コンクール第1位。第1回及び第2回日本クラリネットコンクール入賞。第35回ミュンヘン国際コンクール木管五重奏ファイナリスト。1990年NHK交響楽団入団。東京クラリネットアンサンブル団員。2019年NHK交響楽団を退団し、昭和音楽大学教授及び、武蔵音楽大学非常勤講師
ファゴット 霧生吉秀
東京藝術大学器楽科卒業、及び同大学院音楽研究科終了。1965年第34回NHK毎日音楽コンクール(日本音楽コンクール)管楽器部門第1位入賞。1966年フルブライト全額給費生として渡米。ジュリード音楽院等に学ぶ。1968年 NHK交響楽団に入団。33年間主席を務め2000年退団。その間、1990年に第10回有馬賞受賞。国立音楽大学、尚美学園、東京藝術大学、東京音大、昭和音楽大学において後進の指導に当たる。日本ファゴット(バスーン)協会名誉会長。
ホルン 阿部 麿
第17回日本管打楽器コンクール最高位入賞。第71回日本音楽コンクール第1位入賞。ソリストとして東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、様々なオーケストラと協演したほか各地でリサイタルや室内楽のコンサートやNHK-FM放送への出演など活発な演奏活動を繰り広げている。2000年よりサイトウキネンフェスティバルのオーケストラメンバーとして、また水戸室内管弦楽団でも活躍、アメリカ合衆国やヨーロッパへのツアーやオペラプロジェクトにも参加。桐朋学園大学嘱託演奏員を経て国立音楽大学および、同附属高校の講師。
トランペット 北村 源三
1937年生まれ。東京藝術大学卒業と同時にNHK交響楽団に入団。1962年、NHK交響楽団在籍のままウィーン・アカデミーに留学。1965年帰国。1991年11月、第11回 有馬賞受賞。1993年7月NHK交響楽団退団。国立音楽大学招聘教授、日本音楽コンクール顧問。NHK交響楽団団友。
トロンボーン 奥村 晃
東京藝術大学卒業。安宅賞を受賞。第8回日本管打楽器コンクール入選。第14回日本管打楽器コンクール第1位、および文部大臣賞、東京都知事賞を受賞。東京シティフィルハーモニック管弦楽団を経て、新日本フィルハーモニー交響楽団に入団。首席奏者等を歴任し2024年退団。エマーノン・ブラス・クインテット、メンバー。洗足学園音楽大学、尚美ミュージックカレッジ専門学校、各非常勤講師。
パーカッション 百瀬 和紀
長野県松本市生まれ。1965年東京藝術大学卒業。同年NHK交響楽団入団。2001年9月退団まで36年間首席ティンパニ奏者として活躍。第17回有馬賞受賞。東京パーカッションクラブ主宰。元国立音楽大学教授。日本打楽器協会理事長、NHK交響楽団団友。